児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ネット違法書き込み 隠語で摘発逃れ

 プロバイダの手間が掛かるので義務化に反対しているのですが、違法情報については、条理上削除義務があることについては、東京高裁の判例があります。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090606/crm0906060043001-n1.htm
 同課によると、覚醒剤は他にも「アイス」「クリスタル」「アン(成分アンフェタミンの略)」▽大麻は「野菜」「93(草)」▽合成麻薬MDMAは「バツ」「ペケ」「揺頭丸(ようとうがん)(中国語)」−など、さまざまな隠語で呼ばれている。
こうした隠語は児童ポルノやわいせつ画像、児童買春などの世界でも広く使われている。例えば「炉」は「ロリータ(少女性愛)」、「無臭」は「無修正」、「¥」は「援助交際」を指すといった具合だ。
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 会員制の掲示板を運営する「ヤフー」(港区)は、専用システムを使って掲示板の書き込みをチェックしているほか、約200人が24時間体制で内容を監視している。新たな隠語を検索できるようキーワードを随時更新。利用者からの通報も受け付け、中傷やわいせつな内容など不適切と判断された書き込みを削除している。
こうしたことから、新たに生まれたのが、文字以外を使って情報を伝える手法だ。違法・有害情報の通報を受ける「インターネット・ホットラインセンター」(同区)によると、出会いを目的にして連絡先を書き込むことを禁止するサイトに、写真で撮ったメールアドレスを画像で貼り付けたり、電話番号を読み上げた動画をアップするなど、検索に引っかからないよう工夫して自分の連絡先を伝えようとする手口もみられるという。

 同センターは「違法な書き込みを完全に防ぐには、管理者が投稿内容をすべて事前に審査するしかないが、それを法律で義務化するのは難しい。結局は、地道な検索と削除を繰り返すしかない」としている。