製造罪(撮影)を起訴しないで、かすがいを外した場合が問題です。
- 観念的競合説。かすがい部分(撮影行為)を含めて公訴事実同一。二重起訴・管轄違についても公訴事実同一性の判断に従う。
- 観念的競合としながら、個別論点(二重起訴・管轄違)では訴因基準を取ることにして、起訴されていないかすがい部分(撮影行為)は考慮しないという見解
- 併合罪説。かすがいにならない
3説考えられて、高裁では東京高裁H17.12.26・大阪高裁H18.9.21が②、大阪高裁H18.10.11が③。揺れてる。
上告されてますが、最高裁は③だと予想する。児童ポルノ犯人に厳しい方に決まっている。
次は北の方の高裁で、判断される。寒い。
②説として、別に起訴された児童淫行罪が確定したときの一事不再理はどこまで及ぶか?
現在児童ポルノ製造罪が係属している家裁は、どうするんだろう?