児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

暗証番号開示拒否罪?

 パスワードについては黙秘権なんてない。
 児童ポルノ犯もテロリストも同列みたいですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060519-00000009-cnet-sci
RIPA第3章は、暗号キーの開示を命じたり、容疑者に暗号データの復号化を強制する権限を警察に与えており、キーの開示を拒んだ者には2年以下の懲役刑が科される。(下のパラグラフの前半を合わせました)
 現行の反テロ法の下では、テロの容疑者がキーの開示を拒んだ場合には5年以下の懲役が科される。

「警察が『彼はテロリストだと見ている』あるいは『彼は児童ポルノを売買しているとにらんでいる』と言えば、容疑者は『違う、これはラブレターだ。申し訳ないが、キーは失くした』と言うだろう。(容疑者を有罪とするには)どれだけの証拠が必要なのか。(データを)復号化できなければ、当然その中身は分からない」(Clayton氏)

http://news.com.com/2100-7348_3-6073654.html
The British government is preparing to give its police the authority to force organizations and individuals to disclose encryption keys, a move that has outraged some security and civil-rights experts.

現行法

http://www.opsi.gov.uk/acts/acts2000/20000023.htm
http://www.opsi.gov.uk/acts/acts2000/00023--e.htm#51
Regulation of Investigatory Powers Act 2000
PART III
INVESTIGATION OF ELECTRONIC DATA PROTECTED BY ENCRYPTION ETC.