児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

著作権法違反の教諭を懲戒免職 ソフト不正コピー販売 /香川県

 http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/somu/kaigi/05-08/gian3.pdfにも出ています。
 著作権侵害の民事事件で懲戒されることはないと思うのですが(故意の場合も)、
 刑事事件で逮捕されてしまうと、「信用失墜」もこの上ないわけで、免職ということになるようです。

2005.08.18 大阪地方版/香川 22頁 香川全県
 教諭は5〜6月ごろ、自宅のパソコンでソフトを複製し、京都府内の男性に売るなどして著作権を侵害したとされ、8日に京都簡裁から罰金40万円の略式命令を受けていた。
朝日新聞社

 別の話ですが、 
 教員さん、逮捕されるとあっさり自認されて(罪は軽くなる)、懲戒処分に服するようですが、後から見ると、罪にならない場合もありますよ。サイバー系の犯罪。

 実際、同じことをした教員が、逮捕の報道に驚いて、奥村弁護士を選任した上で、別の県警に自首した事案では、
  被疑者「罪を犯しました」
  弁護人「被疑者が認めた事実関係では犯罪不成立と考えるが、
      逮捕事例もあり、 
      被疑者は逮捕が怖いので自首するというので、それも理解できる。
      慎重に捜査してください」
という微妙な対応をして、身柄不拘束の捜査が続いて、結局「不起訴(罪にならず)」でした。懲戒処分もなし。