児童ポルノ・児童買春とか淫行とかだけで、もう１０件以上も準備して自首に付き合いました。
弁護士の仕事ですから仕事として依頼されれば基本的に断らないのですが、このところ、いっぺんに各地から頼まれて、往生してます。依頼者もかなり精神的に追い込まれた状況で依頼されるので、お待ち頂くわけにもいきません。地元の弁護士に頼めないですか？
普通の弁護士は「弁護士が自首に付き添ってどうなる？逮捕されるものは逮捕されるし、逮捕されないものは逮捕されないだけだろ？」というので嫌がると思うんです。
ぼちぼちお手伝いしているのですが、自首に付き合うだけでは無いんですよ。児童ポルノ・児童買春事案というのは、重い罪ですし、現場が密室であったり、揮発性がある証拠だったりするので、原則、身柄事件です。発覚すれば、逮捕・勾留されます。
それを自首するから逮捕は勘弁してくれというわけなんですが、逮捕要件を減殺するためには、結局、自白調書とか現場の引き当たり捜査とか、通常警察が逮捕後にやることを、発覚前・逮捕前にやることになります。有罪判決の証拠講造を前提にして、被疑者の主張に従って骨組みを作る作業。特に、否認事件や屁理屈弁護人では争点になりうるポイントについては、逆にガチガチに固めていく。
警察が組織でやることを弁護士１人と被疑者でコツコツやるわけです。
うまいけばソフトランディングとはいえ、依頼者を有罪に持込む仕事ですから、手間がかかる反面、あんまり楽しくありません。
運悪く逮捕されると、（逮捕されるのはその人が罪を犯したからであって、その人の責任なんですが、）恨まれるだろうし。
嫌がる仕事というのは、裏返せばニーズがあるわけです。
自首支援サービス
逮捕されなければ、報道も懲戒もなく、被疑者にも感謝されて、非常に有意義なお仕事です。フットワークの軽い「ヤングな」弁護士さん、やってみませんか？
