児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

監禁罪が「かすがい」になって科刑上一罪になりそうな監禁・強制わいせつ罪(176条後段)事件

 2人同時に監禁すれば、監禁2罪が観念的競合
 監禁罪と強制わいせつ罪(176条後段)は観念的競合
 結局、2人分の監禁・強制わいせつ罪(176条後段)が科刑上一罪。
 指摘するだけで、処断刑期が15年→10年に下がるので、忘れてはいけない。

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0109/mai_160109_3147856108.html
 女児2人を公園のトイレに誘い込み、わいせつな行為をしたとして、岡山県警は8日、岡山市の私立大1年の少年(18)をわいせつ目的誘拐や監禁などの容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
 容疑は昨年7月中旬、同市内で歩いて遊びに行く途中の2人に「猫がけがをして病院を探している。公園のトイレに猫がいる」などと声を掛けて公園のトイレに連れ込み、個室に約10分間監禁してわいせつな行為をしたとしている。県警によると、2人は姉妹でいずれも10歳未満。けがはなかったという。