この分野の判例は、弁護人の負け戦の記録であって、奥村の論稿も負け惜しみに他ならないわけだが、裁判例だけは正確に紹介して、後々の研究に役立つように心がけている。
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プロバイダ責任制限法 実務と理論 -施行10年の軌跡と展望- (別冊NBL No.141)
- 作者: 堀部政男
- 出版社/メーカー: 商事法務
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: 単行本
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P89
プロパイダ等の刑事責任については、利用者視点を跨まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会「プロパイダ責任制限法検証に関する提言J (2011年7月。以下r提言」という)20頁以下http://www.soumu.go.jp!maiilcontent!000122708.pdf、佐伯仁志「プロパイダの刑事責任」本書161頁以下参照。
P162
プロバイダの刑事責任 佐伯仁志
(5) 提言「(別紙1ー参考2) プロパイダ等に関する刑事裁判例」(本書229頁以下・資料1ー参考2)参照。
裁判例の多くは判例誌未登載であるが、奥村徹弁護士がその論文において判決文を詳細に紹介されている。
(6) 奥村・前掲注(4)149頁(注14) 参照。
(7) 奥村・前掲注(4)149頁(注15) 参照。さらに、奥村徹「プロパイダの刑事責任一一名古屋高裁平成19・7・6と東京高裁平成16・6・23」情報ネットワーク・ローレビュー7号(2008) 38頁以下参照。
奥村を踏み台にしていただいて、この分野の議論が進むことを期待しております。