児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

減らない子供への強制わいせつ被害…再犯防止めぐり議論高まる

 熊本の事件は、わいせつ目的で、再犯なんですか?
 仮に性犯罪の前科者であって再犯であって、GPSを付けさせていても、突発的なのは止められないし、被害者側も避けられないし。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110304-00000622-san-soci
減らない子供への強制わいせつ被害…再犯防止めぐり議論高まる
産経新聞 3月4日(金)22時56分配信
 今回の事件では、容疑者(20)はわいせつ目的で心ちゃん(3)に近づいた可能性が高い。子供に対する性犯罪被害をめぐっては、警察当局が対策を強化しているが、被害は横ばい傾向が続いている。
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 なかでも子供に対する性犯罪は再犯率が高いことを受け、今年4月からは出所者の所在確認を強化、同意を得たうえで訪問や面談を実施する方針を決定。一方で、宮城県大阪府が性犯罪の前歴者にGPS(全地球測位システム)機能付き携帯電話の所持を義務付ける条例の制定を検討するなど、再犯の防止をめぐる議論も高まっている。

 性犯罪の被害者から、被告人に数年かGPSを持たせてくれと言われて、実際にココセコムなんかを数年間持つという条件で示談している例もあります。被害者にID・PASSを教えて、被害者が位置確認するというのですが、被害者は避けられても、元犯人には元被害者の所在がわからないので、結局、被害者側の負担が大きいですよね。