児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

4歳女児の裸写真販売 母親と岩手県職員を逮捕

 これは、母親は2項製造罪+1項提供罪の正犯で、男はその共犯(共同正犯 教唆犯)になってると思うんですが、児童が自画像を送ったときだけ、撮影者に2項製造罪+1項提供罪の正犯が成立しない(男の3項製造罪のみ)というのは、理屈が通らないですよね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000579-san-soci
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/307444/
4歳女児の裸写真販売 母親と岩手県職員を逮捕
記事本文 女児=当時(4)=の裸の写真などを撮影し、販売したとして、宮城県警大河原署は30日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、広島市東区の母親(28)と、岩手県花巻市の容疑者(37)を逮捕した。同署によると、2人とも容疑を認めているという。
同署の調べによると、母親は平成20年12月23日ごろ、広島市東区の自宅で、容疑者の指示通りに娘の裸や下着姿の写真を撮影。同25日にパソコンからメールで画像を送信し、6枚を1800円で販売した疑いがもたれている。

この記事では共同正犯みたいですね。

http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009093001000829.html
 2人の逮捕容疑は昨年12月23日ごろ、容疑者の指示で、主婦が広島市の自宅で長女のわいせつな画像をデジタルカメラで撮影。同25日ごろ、画像6枚を容疑者に1800円で販売した疑い。