児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「あまりにも覚醒剤は日常から遠すぎる。人を裁いたという印象がないんです」

 という罪だと軽くなるんでしょうか?
 外患誘致も裁いてくれるそうですが、これは量刑に悩まないです。

第81条(外患誘致
外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090911-00000597-san-soci
判決後、大役を果たした達成感や被告への思いを吐露する裁判員が多い中、その言葉は異質だった。
 「あまりにも覚醒剤は日常から遠すぎる。人を裁いたという印象がないんです」
 大阪地裁で審理された覚醒剤密輸事件の判決後の記者会見。補充裁判員を務めた男性(45)が口にした言葉だ。30代の女性裁判員も「身近ではないので、覚醒剤は何なのかから教えてもらいました」と話した。
 裁判員制度の対象は、死刑または無期の懲役・禁固に当たる罪や、故意の犯罪行為で被害者を死亡させた罪。殺人事件や強盗致傷事件などだけではなく、覚醒剤密輸や通貨偽造といった罪が含まれる。
 制度の主眼は「国民の感覚を反映すること」。だが、暴力団や犯罪組織が背後に見え隠れする密輸や通貨偽造は、日常生活からかけ離れており、イメージはわきにくい。裁判を傍聴したジャーナリストの大谷昭宏氏は「善良な市民に裏社会のことを裁いてもらうのは難しい。対象事件は生命侵害犯に限ってもいいのでは」と指摘する。

 対象を法定刑で重い方に決めたからこうなるわけで、始まる前からわかってましたよ。
 でも、生命侵害犯に限ると、被害者に同情して重くなるでしょう。