児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童買春 一般サイトきっかけの被害倍増 出会い系抜く

 弁護人も実感しているところです。
 出会い系サイトを限定的に定義づけて厳しく取り締まって監視するようにしたら、児童買春をもくろむ人や援助交際少女が、それ以外のサイトに逃げたんですよね。
 こうなると、サイトの如何を問わず、サイトの内外を問わず、児童を誘引する行為とか未遂予備を規制するしかないですよ。典型的なイタチごっこですが、有害情報としてフィルタリングで遮断しても完璧ではないですから。

http://www.asahi.com/national/update/0127/TKY200901270166.html
 携帯電話サイトなどへの書き込みをきっかけに少女が児童買春などの被害に遭った事件のうち、警視庁が昨年1年間に検挙した例を分析した結果、ゲームや交流サイトなど一般的なサイトへの書き込みから被害に巻き込まれる例が、前年07年から倍増したことが分かった。従来は大半を占めていた出会い系サイトからの被害は激減し、数で逆転していた。
 少年育成課は「一般サイトであっても安易な個人情報の書き込みは犯罪に巻き込まれる恐れがある。中学校入学前の保護者説明会などで強く訴えていく」としている。
 同庁が、昨年1年間に被害に遭った18歳未満の130人から聞き取り調査した。ゲームや自己紹介サイト「プロフ」、交流サイトなど一般サイトがきっかけになったのは82人おり、07年の38人の2倍強と急増した。大手ゲームサイトは友達や仲間探しなどのコーナーがあり、被害が増えているという。
 一方、これまで児童買春の温床とされてきた出会い系サイトを利用して被害に巻き込まれた少女は48人で、07年の115人の約4割に激減した。