児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

フィルタリングサービス:出会い系サイト、中高生被害続発

 児童に撮影送信させるパターンの製造・提供事案なんて、犯人は居ながらにして、同時に多数の児童を攻めているわけで、対する児童側は児童1人で犯人と対峙していて、犯罪者にとっては極めて便利な状況です。
 できることは何でもやるというのが防犯の基本なので、フィルタリングに頼るのも間違いです。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080430k0000m040144000c.html
フィルタリングサービス:出会い系サイト、中高生被害続発
 警察庁によると、出会い系サイトに関係して警察が昨年、容疑者を逮捕、書類送検するなどした事件は1753件で、前年に比べ162件(8.5%)減少した。しかし、18歳未満の被害者は1100人と前年(1153人)並みで、96.5%は携帯電話で出会い系サイトにアクセスしていた。848人は小中高生で、小学生女児も2人含まれていた。
 事件の内訳は、児童買春・児童ポルノ規制法違反が760件(43.4%)で最多。強姦(ごうかん)43件、強制わいせつ15件、強盗21件などもあった。03〜06年に計11件も殺人事件が起きている。
 警察庁は「性犯罪などは被害を申告しにくいこともあり、被害の実態はもっと深刻なはず」と分析する。取り締まり強化に加え、フィルタリングの普及を呼びかけ、被害防止を図っていく方針だ。