児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

不起訴が無効とされたら・・・

 こういう場合って、文書偽造の実質的被害も受けた被害者の意向を考慮して、頑張って起訴しちゃいそうですが、被疑者からすれば、形式上不起訴になったのに、何もしてないのに、再起されることになって、法的安定性に欠きますよね。幾ら不起訴処分に一事不再理効がないといっても。
これによって被害感情が高まると思うんですが、それを被告人に負わされないように。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070818-00000905-san-soci
調べでは、検事は今年3月、警視庁から同地検に書類送検された強制わいせつ事件について、告訴した女性の申し出もないのに、署名・捺印(なついん)を捏造(ねつぞう)するなどして告訴取り下げ書を偽造。上司に対する決裁文書も偽造して、取り下げ手続きをとった疑いが持たれている。
 その結果、強制わいせつ事件については不起訴処分とされたが、地検では問題発覚後、偽造文書による処分に効力はないという立場から再捜査を行っている。近く処分し直す。