児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

Sharebotの運用

 そこまでできているなら、児童ポルノの放流を1件くらい上げて欲しいと思います。
 持ってるだけでも違法は違法だし、民事判決もありますから、被害児童が削除を求めることも可能になります。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070124/259460/
Sharebotの運用
 Sharebotは、以前開発したWinnyネットワーク可視化システム(通称 Winnybot)同様、公益性を重視した運用を進めるべきだと考えています。このため、eEyeがこのシステムを使って独占的にファイル追跡サービスなどのビジネスを展開する予定はありません。解析結果についても、何か新たな事実が分かれば、随時公開したいと考えています(システムそのものの一般公開は、それはそれで悪用の懸念がありますし、法的事柄の整理が出来ていないという事もありますので当面は差し控えたいと思います)。

 目的は前回も述べましたが、P2Pネットワーク内での情報漏えいの抑止力となる事です。しかし、その手段については、様々な社会的要因を考慮して慎重に進めるべきだと考えています。ただ基本的に、ネットワーク内のファイルを削除する機構の無いP2Pファイル交換共有システムについては、極力早い段階でファイル削除機構が実装されるか、あるいは、淘汰されるべきであると考えています。あまりにリスクが高く、特に個人においては、一生を台無しにしかねない深刻な問題をこれからも招き続ける恐れがあります。
 いずれにせよ、各関係機関と足並みを揃えつつ、何が今の日本社会にとって必要なのかといった目線で、運用方針を考えていきたいと思っています。