児童福祉法違反(淫行させる行為・児童淫行罪)は起訴されていないようですが、児童淫行罪でも立件可能だと思われます。
児童淫行罪の場合、反復継続して行われても包括一罪です。個別の強制わいせつと強姦とは観念的競合。
ということは、罪数だけみれば、児童淫行も強制わいせつも強姦も、包括一罪や観念的競合やらでまとめて科刑上一罪になります。
同居の娘虐待 男に懲役13年*地裁岩見沢支部
2006.03.23 北海道新聞
【岩見沢】同居女性の娘に性的虐待を繰り返したとして、女性暴行や強制わいせつなどの罪に問われた。
裁判長は「被害者は被告の行為を拒むことが困難で、犯行に同情すべき余地はない」として懲役十三年(求刑・懲役十五年)を言い渡した。
起訴されていない児童淫行罪まで入れて罪数考えるなと言われそうですが、個別の強制わいせつや強姦の裏側に、児童淫行罪が垣間見えています。