関西援交の製造者は奈良家裁に係属していたり、誘拐殺人も奈良地裁に係属したり、条例による児童ポルノ単純所持の処罰を検討したりして、奈良がホットなんですが、司法統計用の素材や検察庁の資料によれば、平成15年までで、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反で
公判請求された事件は1件だけ、
罰金が13件
ということです。
その1件はH14の10~12月に判決されていて、
http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/webview/27642C03FB01140B49256E6700180854/?OpenDocument
で破棄された奈良地裁H14.11.26です。
唯一1件しかなくて、それは罪名違いで破棄されている。破棄された率100%。奈良地裁の責任も重い。
ところで、統計には出てこないけど、児童福祉法違反が絡んで家裁に起訴したのもあったじゃないですか。新聞に出てた事件。奈良家裁H16(判決日不明)
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20040408/1106558870
これも、判例によれば、罪数というか、管轄違い。奈良家裁も勉強不足。
ちょっと、喝入れてビシバシやらないから、規範意識が喚起されなくて、重大事件に不意打ちされるんじゃないの?
追記
公判請求2件目ですね。
児童ポルノ事件で撮影した男追起訴=奈良
2005.05.14 大阪朝刊 31頁 (全176字) 読売新聞社
児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の罪で地裁に追起訴した。
奈良家裁H16(判決日不明)では観念的競合でしたけどね。