児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

犯罪被害者白書H23

 http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20120521#1337551845
で指摘したことの関連で、裁判員制度導入後に性犯罪の起訴率が下がっているということは、タダでさえ躊躇する被害申告をしてきたところに、一応捜査を遂げて(被害者に負担を与え)、結局処罰しないということですから、深刻な問題ですよね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120612-00000028-jij-soci
調査は昨年11月から12月、全国の男女5000人に実施。有効回答率は65.9%(女性1751人、男性1542人)だった。
 女性の7.7%(134人)が「無理やり性交された経験がある」と回答。このうち、67.9%(91人)は誰にも相談していなかった。
 理由(複数回答)は、「恥ずかしくて誰にもいえなかった」が46.2%で最多。次いで「思い出したくなかった」(22.0%)、「自分が我慢すればこのままやっていける」(20.9%)と続き、性犯罪被害を相談しにくい環境が浮き彫りになった。
 一方で、相談したと答えた38人のうち、30人が「(打ち明けて)良かった」と回答。相談先(複数回答)は「友人・知人」(18.7%)、「家族・親戚」(9.7%)など身近な相手が目立ち、警察や公的機関、民間団体や医療関係者への相談はいずれも4%以下にとどまった。


犯罪被害者白書H23
http://www8.cao.go.jp/hanzai/whitepaper/w-2012/pdf/zenbun/index.html
http://www8.cao.go.jp/hanzai/whitepaper/w-2012/pdf/zenbun/pdf/1s1s2_02.pdf


記事になった数字は、H24.4の男女間における暴力に関する調査(平成23年度調査)から白書への引用です。 
http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/images/pdf/h23danjokan-8.pdf