児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童ポルノ1・児童買春1で懲役2年6月(執行猶予4年)になったみたいな報道(福岡地裁H25.3.8)

  2/12 犯行
  4月 被害児童保護で発覚
  9/12 逮捕
  10/3 起訴
  11/16 初公判
  3/8 判決
ということで、公判の進行は11/16、12月(追起訴)、1月(追起訴)、2月(弁護人立証・論告弁論)と推測されます。
 児童ポルノ1児童買春1だとこんなに重くなることはなく、ざっと見積もって、被害児童が4人くらいはいると推測できます。教員の場合だと実刑覚悟してもらうところですが、テレビ局社員には特段児童を守る責任がないので、もっと多くても実刑にはなりません。

元KBC社員の児童買春:被告に猶予付き判決−−福岡地裁
2013.03.08 毎日新聞
 当時16歳の少女とみだらな行為をしたなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春、児童ポルノ製造)に問われたKBC九州朝日放送(福岡市)の元ディレクター、被告=諭旨解雇=に対し、福岡地裁は8日、懲役2年6月、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。和久登貴子裁判官は「常習性が認められ、悪質」と述べた。
 判決によると、被告は昨年2月12日、少女が18歳未満と知りながら、福岡市博多区のラブホテルで7000円を渡してみだらな行為をし、様子をデジタルカメラで撮影するなどした。

元KBC社員に有罪
2013.03.09 読売新聞
 16歳の少女にわいせつな行為をしたなどとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反に問われた九州朝日放送(福岡市)の元ディレクター被告の判決が8日、福岡地裁であった。和久(わく)登貴子裁判官は「常習性があり悪質だが、反省しており、一部では示談も成立している」と述べ、懲役2年6月、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。
 判決によると、被告は昨年2月、福岡市内のホテルで、16歳の無職少女に7000円を渡す約束をして、わいせつな行為をするなどした。
 同社広報室は「判決を真摯(しんし)に受け止め、社会復帰を果たすことを期待する」とのコメントを出した。