ここでも、正犯か幇助かが問題になりますよね。判例上はどっちにもなります。
国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律
第9条(あおり又は唆し)
薬物犯罪(前条及びこの条の罪を除く。)、第六条の罪若しくは第七条の罪を実行すること又は規制薬物を濫用することを、公然、あおり、又は唆した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000040-san-l12
薬物譲渡などを目的とした出会い系サイトを運営し、薬物犯罪の助長を手助けしたとして、県警薬物銃器対策課などは5日、麻薬特例法違反(あおり・唆(そそのか)し)の幇助(ほうじょ)容疑
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容疑者は薬物使用や譲渡を目的とする「キメ友」と呼ばれる異性を募る出会い系サイト「♂SP♀・BBS」を平成20年3月ごろに開設。掲示板を使って薬物譲渡などが行われると認識しながらサイトを運営していた疑いが持たれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20090306/20090306-00000674-fnn-soci.html
容疑者は「薬物犯罪に利用されるとは思っていなかった」と、一部容疑を否認している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000989-yom-soci
発表によると、容疑者は出会い系サイトの通称「キメ友」を運営。千葉県香取市、トラック運転手の男(44)ら2人が昨年9月と10月、掲示板に隠語などで書き込みして覚せい剤取引しているのを知りながら、投稿者の取引を手助けした疑い。
容疑者は、「広告料稼ぎなどのためサイトを運営したが、覚せい剤取引を助長した覚えはない」と供述しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000192-jij-soci
同課によると、管理運営をしていたことは認めているが、「あおった認識はない」と否認している。薬物をやりとりする出会い系サイトは「キメ友サイト」と呼ばれており、同容疑で薬物関連サイト管理者を逮捕したのは全国初という。同課は背後関係を調べている。
逮捕容疑では、容疑者はインターネット上で覚せい剤の譲渡、使用などをあおり、唆す内容を書き込み閲覧できる掲示板を運営。昨年9月下旬、千葉県本埜村の会社社長の男(43)=麻薬特例法違反罪などで起訴=ら投稿者が薬物犯罪を助長していると認識しながら、その犯行をほう助した疑い。