児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

遊間千秋「援助交際」に走る少女の心理と対応」児童心理 第63巻4号

 だから、家庭で子どもと児童ポルノ・児童買春の話をするのです。

千葉県警察少年センター上席相談専門員遊間千秋「援助交際」に走る少女の心理と対応」児童心理 第63巻4号
したがって、ここでもっとも大切なのは、大人の至らなさや本音と建前の違いを、批判的に揶揄されてもそこから逃げず、大人や自身の問題を素直に振り返り、認めていく勇気である。彼女たちに、教え諭すことよりは、人と人として真剣に向き合ったうえで、自分の心と体を大切にしてほしいという心からのメッセージを伝えたい。逃げず、ひるまず、忍耐強くあきらめずに、少女とのつながりをもち続けることである。
なお多くの性非行の背景には、性情報の氾濫や携帯サイト等による機会の増大といった要因があるには違いない。一般によく言われているように、正しい性教育、インターネットや携帯電詰のフィルタリングによる有害情報からの隔離等は有効である。しかし、それ以上に、子どもたちの身近にいる大人一人ひとりが真剣に子どもたちと向かい合い、コミュニケーションしていくことが、何よりも効果的な予防策ともなるのだと思う。