児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

探’07:急増する「出会い系サイト」事件 「携帯」普及で低年齢化 /北海道

 弁護人からみると、親は、子どもに携帯電話を与えて、有害情報の海に放り込んでおいて、被害に遭うと、えらい怒るんですが、なんか不公平ですよね。まあ仕事なので、粛々と対応してますが。
 危険性からすれば子どもに深夜徘徊させるのと同じだと思いますが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000094-mailo-hok
■8割超す少女被害
 旭川市で06年8月、無職の男(21)と会社員の男(31)が無職少女(16)を強姦し道警に逮捕された。男と少女は出会い系サイトを通じて知り合った。ホテルで少女に催眠導入剤を飲ませ、意識がもうろうとしたところを暴行。無職の男はこのほかにも、出会い系で知り合ったいずれも13歳の中学2年の女子生徒2人や17歳の少女にも乱暴していた。
 道警生活経済課によると、道内で出会い系サイトに関連した事件は06年は94件だったが、07年は6月末時点で計87件(前年同期比46件増)と急増している。このうち児童買春が46件(同31件増)と半数以上を占め、次いで淫行(いんこう)などの道青少年健全育成条例違反が23件(同13件増)あった。
 士別市で3月、出会い系サイトで知り合った小学6年の女児(12)にみだらな行為をした都庁職員の男(41)が同条例違反容疑で9月に逮捕されるなど、全体の8割以上が少女を狙った性犯罪に結びついているところにも特徴がある。出会い系サイトを通じ性的被害に遭った少女は06年は72人(前年比22人増)に上り、年々拡大傾向にある。
 道警によると、出会い系サイトに絡んだ事件は5年ほど前から増え始め、最近は被害者の低年齢化が進む。携帯電話の普及が背景にあり、道警少年課は「有害サイトの情報を子供たちはシャワーのように浴びせられている」として「ネットモラル」を教え込む必要性を強調する。
 同課は道教委と教職員向けにネット上のトラブル対応マニュアルを作成し、道内の小中高校に配布した。保護者向けにネットの危険性を伝える安全教室も開く予定だ。

特に、北海道は、繁華街には遠くて縁がないようなのどかな村の子どもが、携帯電話を持つようになって、福祉犯被害に遭うようになったという現象が顕著だと思います。被害児童の住所をみればわかるんですよ。