児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童に淫行させながら、その児童の姿態を撮影したというものは、観念的競合の関係にある。(札幌高等裁判所刑事判決速報 通巻第167号)

 札幌高検の速報。高検速報では、「観念的競合」の判例しか流れていないので、実務は当分こっちで処理されるでしょう。
 難しい問題で、奥村弁護人が管轄違(併合罪)と言えば観念的競合(札幌高裁)、奥村弁護人が観念的競合といえば併合罪(大阪高裁)という結果。
 奥村としては、どこが観念的競合やねん・どこが社会見解上一個の行為やねんと思います。