児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

情報処理技術と刑事事件に関する共同シンポジウム「IT技術と刑事事件を考える---Winny事件判決を契機として---」

  http://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/workshop/winny/winny_sympo.html

 事情があって、会場警備が厳しくて、株主総会のような会場設定。
 現在、金子氏が、P2P一般(歴史から・・・)の説明中。もったいない。

 情報漏洩については、
   既に、漏洩していた情報が、
   ウイルスでwinnyネットワークに流れて、発見されている・発覚している。
情報を持ち出さないことが最重要・ウイルスに感染しないことが次に重要
と説明した。

 11:30 指宿先生から、幇助の基礎知識の説明。

幇助を限定する議論
 A行為類型で切る(中立的行為日常取引は処罰しない)
 B促進の程度で切る
 C行為自体の妥当性・相当性で切る。許された危険・社会的相当性

FLMASK事件と比較

p2pの特殊性
 デジタル著作の特殊性
 デジタルコンテンツ流通の特殊性

財の共有化こそインタネットの特性ではないか?

対立利益
 学問の自由 表現の自由 報道の自由
 幸福追求権
 vs
 名誉 生命身体
 財産 ビジネス
 国家機密 安全保障

13:00 佐々木先生挨拶中

13:10 岡村先生
レジュメはここに掲載予定→http://www.law.co.jp/okamura/
知財法の切り口で関連裁判例を紹介。

13:40 高木先生


余談
 O弁護士(岡村、小倉、落合、奥村、岡田)ばっかりだったが、弁護士会からの聴衆はわずか。

 マスコミは京都新聞とinternet.watchだけですかね。

Winnyは既に必要な技術ではなく、危険性を認識すべき」高木氏講演
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/02/19/14826.html

高木さんの意見は正論だと思いますが、当日は、賛否両論の「否」の役でした。