児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

個人情報流出、TBCに賠償命令=過去最高、1人3万5000円−東京地裁

 確か、url入れるとCSVファイルが開けたので、法律上の不正アクセスにもならない事案。
 過去最高といっても、センシティブの度合いを加味して宇治市の事件の認容額(1万円)に加算した程度ですよね。
 まあ、これで、また個人情報関連業界が、訴訟リスクを宣伝するんでしょうね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070208-00000126-jij-soci
原告側弁護士によると、個人情報流出訴訟の判決で認めた1人当たりの賠償額としては過去最高という。
 阿部潤裁判長は、住所、氏名、年齢などの情報に加え、関心のあるエステコース名が流出したとし、秘匿されるべき必要性は高いと認定。賠償額について、「精神的苦痛は軽視できない」との判断を示し、流出後に迷惑メールを送信されるなどの被害を受けた13人は各3万5000円、実害のなかった1人は2万2000円とした

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070208-00000102-mai-soci
判決で阿部潤裁判長は、プライバシー侵害を認めた上で「関心のあるエステのコースの情報も流出しており、名前など基本情報のみの場合より秘匿の必要性が高い」と指摘。同種訴訟の賠償額(5000〜1万円)より高額の賠償を認めた。
 被害者弁護団は「大量流出を巡っては最高額。秘匿性の高いセンシティブ情報と認定した点も画期的」と評価している。

 総額47万5000円、じゃ、企業も構えないし、
 1人35000円じゃ、被害者も訴訟に踏み切れない。