児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

裁判官の量刑判断、「軽い」が8割…最高裁の意識調査

 刑事裁判所って、事実認定と法令適用と量刑のことばっかり考えているという意味で、量刑のプロなんですよね。
 言いたいこと全部言って、他の事件との釣り合いとか、被告人の事情とか、結構緻密に考えてもらっていると思うので、奥村が重すぎる・軽すぎると思うことはあまりありません。もうちょっと軽くならないのか?とか、ちょっと軽い=検察官控訴の心配ありという程度。
 一般国民からみると、科刑状況に触れることもできないし、殺人事件も全部が全部判決まで報道されているわけじゃないから、ある判決を聞くと、「人を殺してもそんなもんか?」と思うんでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061219-00000101-yom-soci
それによると、国民が刑事裁判に関する報道で知った量刑へのイメージは、「非常に軽い」「軽い」「やや軽い」が合わせて80%を占めた。ただ、10の殺人事件のシナリオについて妥当と思う懲役刑の年数を聞いたところ、3事件ではむしろ裁判官の方が重く、最終報告は「具体的な事件で国民に強い厳罰化傾向は見られない」と分析した。