児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・強姦・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録記録被告事件弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(強姦罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例違反)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童とのハメ撮りを盗撮製造罪として立件した事例 大分簡裁H28.4.8

 カメラを隠していても、犯人は「犯人と児童らが性交する姿態をとらせている」ので、7条4項の製造罪になります。
 盗撮製造罪(5項)は「前二項(3項・4項)に規定するもののほか」と成っていますので、4項製造罪が成立する場合には適用されません。

児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(H26改正後)
第七条(児童ポルノ所持、提供等)
3前項に掲げる行為の目的で、児童ポルノを製造し、所持し、運搬し、本邦に輸入し、又は本邦から輸出した者も、同項と同様とする。同項に掲げる行為の目的で、同項の電磁的記録を保管した者も、同様とする。
4前項に規定するもののほか、児童に第二条第三項各号のいずれかに掲げる姿態をとらせ、これを写真、電磁的記録に係る記録媒体その他の物に描写することにより、当該児童に係る児童ポルノを製造した者も、第二項と同様とする。
5前二項に規定するもののほか、ひそかに第二条第三項各号のいずれかに掲げる児童の姿態を写真、電磁的記録に係る記録媒体その他の物に描写することにより、当該児童に係る児童ポルノを製造した者も、第二項と同様とする。

http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=03120033140&day=20160312
OBS大分放送ニュース
児童買春で逮捕の医師が盗撮容疑で追送検(3/12(土) 19:00)
女子高校生2人に現金を渡しわいせつな行為をしたとして逮捕された医師が、その様子をカメラで盗撮していた疑いで追送検されたことが分かりました。大分大学医学部附属病院の男性医師は2015年11月、大分市内のホテルで15歳と16歳の女子高校生2人に現金2万円を渡し、わいせつな行為をした疑いで先月、逮捕・送検されました。その後、警察が医師のスマーフォンを調べた結果、その様子を隠し撮りした動画が見つかったということです。警察は11日、この医師を児童買春・ポルノ禁止法違反の製造の疑いで大分地検に追送検しました。調べに対し、医師は容疑を認めているということです。


追記
 簡裁も熟考したようです
 逮捕2/25、略式起訴3/30、略式命令4/8

男性医師に罰金100万円の略式命令=大分簡裁H28.4.8
2016.04.16 読売新聞社
 女子高生2人に現金を渡してわいせつな行為をし、うち1人を盗撮したとして、大分簡裁は、大分大医学部付属病院の男性医師(28)に対し、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(買春、児童ポルノ製造)で、罰金100万円の略式命令を出した。処分は8日付。男性医師は自宅待機しており、同大は懲戒委員会を設置して処分を検討する。

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大分大病院の医師を略式起訴=大分
2016.03.31 読売新聞
 女子高生2人に現金を渡して買春したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕された容疑者について、大分地検は30日、大分区検が同日付で大分簡裁に同法違反(児童買春、児童ポルノ製造)で略式起訴したと発表した。起訴状によると、容疑者は昨年11月15日、2人に現金を渡してわいせつな行為をし、うち1人の動画を携帯電話で撮影したとしている。