児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録記録被告事件弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp3@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(監護者性交罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

淫行してしまった教員の選択肢

 先に校長に申告すると懲戒免職になって、教員免状が失効して、退職金ももらえないことになります。
 懲戒に消滅時効はないので、20年後に発覚しても懲戒免職になります。転職しておけば懲戒されることはありません。

 ソフトランディンを狙うのであれば、
① 福祉犯罪の経験豊富な弁護士に相談する
② 適当な理由で依願退職して退職金ももらって、懲戒処分を回避して、教員免許を温存して
③ 退職後に児童淫行罪・青少年条例違反で自首して、逮捕を回避して罰金刑を目指す
④ ③と併行して被害児童に慰謝の措置を試みる
ということになります。
 師弟関係の数回の児童淫行罪は実刑率が高いのですが、こういう対応であれば軽い量刑になることもあり、児童淫行罪では稀な罰金刑になった例もあります。
 私学の教員や塾講師に転職した例はたくさんあります。

教育職員免許法
(失効)
第十条 免許状を有する者が、次の各号のいずれかに該当する場合には、その免許状はその効力を失う。
一 第五条第一項第三号又は第六号に該当するに至つたとき。
二 公立学校の教員であつて懲戒免職の処分を受けたとき。
三 公立学校の教員(地方公務員法(昭和二十五年法律第二百六十一号)第二十九条の二第一項各号に掲げる者に該当する者を除く。)であつて同法第二十八条第一項第一号又は第三号に該当するとして分限免職の処分を受けたとき。
2 前項の規定により免許状が失効した者は、速やかに、その免許状を免許管理者に返納しなければならない。

第五条 
1普通免許状は、別表第一、別表第二若しくは別表第二の二に定める基礎資格を有し、かつ、大学若しくは文部科学大臣の指定する養護教諭養成機関において別表第一、別表第二若しくは別表第二の二に定める単位を修得した者又はその免許状を授与するため行う教育職員検定に合格した者に授与する。ただし、次の各号のいずれかに該当する者には、授与しない。
三 禁錮以上の刑に処せられた者
六 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/621299
佐賀県教育委員会は12日、女子高校生にわいせつな行為をしたとして、県内の市町立中学の30代男性教諭を同日付で懲戒免職にしたと発表した。県教委は被害者の特定につながるとして、男性教諭の名前や女子高校生との関係性などは公表していない。
 県教委によると、男性教諭は2019年5月ごろ、電話などで誘い出し、同じ女子高校生に対してホテルで3回、体を触るなどのわいせつな行為をした。男性教諭が昨年12月上旬に校長に相談し発覚した。相談した理由について「罪悪感があった」と話しているという。校長への相談以降は欠勤している。
 男性教諭は、警察にも届け出ており、県警人身安全・少年課は任意で捜査中としている。

https://news.livedoor.com/article/detail/19525423/
県教委は免職にもかかわらず、匿名で発表したことについて「被害者が個人の特定を恐れている」と主張したが、その被害者となる女子高校生に聞き取りはしていないという。
 県教委によると、教諭は2019年5月ごろに3回、女子高校生を誘ってホテルに行き、体を触った。20年12月になり、教諭が校長に相談して発覚。県教委は「罪悪感があり、自ら申し出た」としている。
 会見した青木勝彦副教育長に対し、報道陣は教諭の実名や、どうやって出会ったのか、教え子だったかどうかなどを尋ねたが、答えなかった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210108-OYT1T50248/
市教委では、わいせつ行為などにより教員として不適切と認定された教員は原則、免職を含めた懲戒処分にする指針を定めている。男性教員は現在も市立中学校に勤務している。石田さんが中学に通っていたのは25年以上前となるが、市幹部は「高裁で事実が認定されたことは非常に重いと考えている」としている。

 男性教員の代理人を務めた弁護士は読売新聞の取材に対し、性的被害を認定する高裁判決の確定について「ノーコメント」と話した。