児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

強姦(177後段)・児童買春罪の不能犯事案

 売春防止法違反ということは、性交させてたということです。
 13歳未満なら強姦罪、18歳未満なら児童買春罪ですが、客体である「13歳未満の者」「児童」が居ないので、実行の着手がない。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/03/04/kiji/K20140304007706640.html
警視庁によると、経営者らは東京・渋谷で「渋谷萌えぷち」、東池袋で「大塚りろ」の2店の派遣型売春クラブを経営。「JK(女子高校生)90分5万円」「JC(女子中学生)90分6万円」などのコースをうたい集客。小学生をうたったコースもあり「小6 90分10万円」「小4 90分20万円」と年齢が低くなるほど高額に設定していた。実際には高校生以下の少女は雇っておらず、背が低く童顔の女性を採用していた。

 逮捕容疑はことし2月、経営している売春クラブで、男性会社員から電話で依頼を受けて女性(19)をホテルに派遣し、売春の斡旋をした疑い。捜査関係者によると、19歳の女性に小学生を装わせていた時には、黒髪のかつらやセーターなど幼い雰囲気の洋服を着させ、「年齢はばれないようにしろ」と指示していた。

 営業時間は午後11時までで、早めに閉店。客に「少女を夜遅くまで働かせることはできないから」と説明するなど、細かな演出をしていた。昨年10月に営業を始め、月に約220万円の売り上げ。小4コースに30万円払った客もいたという。

 経営者は、3年前にも同じ容疑で逮捕されており「ロリコン系はもうかると思った」と供述していた。当時は4年間で10億円近く稼いでいた。今回の逮捕には「弁解の余地はない。これから利益を出そうとしている時に捕まった」と供述している。