児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

被害者3名・訴額不明・認容額900万円(長崎地裁H23.3.7)

 回数とか考慮せず、1人300万。刑事裁判官。
 履行可能性は未知数。

女児強制わいせつ:元教諭に損害賠償命令 /長崎
2011.04.02 毎日新聞
 女子児童へのわいせつ事件で懲役10年の判決を受けた元小学教諭、高橋裕司受刑者(31)に対し、長崎地裁(松尾嘉倫裁判官)が、被害児童3人に総額900万円を支払うよう、損害賠償命令を出していたことが分かった。命令は3月7日付。
 関係者によると、被害児童5人中3人が制度に基づき申し立て、地裁は1人につき300万円の損害賠償命令を出した。

 後日談。
 命令もらった人は100万円多いようです。

教諭わいせつ 町が賠償 児童5人に1300万円 長崎・長与町
2011.09.03 読売新聞 
 同町によると、国家賠償法に基づき、3人に300万円ずつ、2人に200万円ずつ支払う。元教諭は在職中だった昨年5〜9月、5人に対し計59回のわいせつ行為を繰り返したとして逮捕され、懲戒免職となった。今年2月に長崎地裁で懲役10年の判決を受け、現在は服役中。

 被害者のうち3人は、刑事裁判に伴う損害賠償命令制度の適用を申し立て、地裁は3月、元教諭に1人当たり300万円を支払うよう命じた。しかし元教諭に支払い能力がないため、町が肩代わりすることになったという。