児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

相談からわかる、青少年のネットとケータイのトラブルに関する考察

 「被害児童が警察に通報・相談するでしょうか?」という質問が多いのですが、身近だし無料だし事件なので動きやすいしということで、早期の段階で警察に相談して居ると思って下さい。

相談からわかる、青少年のネットとケータイのトラブルに関する考察
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/06/DATA/60k6t301.pdf
交際の相談事例より
事例1(相談者:母親、青少年は中1女子)
中学1 年生の娘が、ゲームサイトで知り合った20 歳男性と直接会っています。携帯にはフィルタリングがかかっているので、パソコンを利用して連絡先の交換をしたようです。娘の携帯メールを見たら無断外泊をした時に性的行為に及んでいる可能性もあることがわかった。また、次に会う約束もしている。
親が「会ってはいけない」と説得しても、言うことを聞いてくれないので、警察に被害
届を出そうと思っています。このような場合、警察はどのような事をしてくれるのか?
(相談対応より)
相手の男性は成人で、お嬢さんが未成年と分かった上で性的行為におよんでいるのであれば、犯罪に繋がる恐れがあります。すぐに警察に相談されたほうが良いでしょう。
事例2(相談者:中2男子)
出会い系サイトで知り合った人と実際に会いました。その時にお互いの下半身のみの写メールを撮って交換した。その後、写真がネット上に出回ったりしたらどうしようと怖くなり後悔していました。
忙しさを理由に、その女性にしばらく連絡をしなかったところ、女性が怒ってしまい、下半身の写真をネット上に公開されてしてしまいました。
(相談対応より)
成人女性が未成年に対して行っている行為や下半身画像をネット上にアップしていることから、犯罪該当性も考えられます。また、2 人の出会いが出会い系サイトを利用していることから、女性の背後に出会い系サイトの組織が絡んでいる可能性も考えられ、その点を踏まえ一度警察へ相談することをお勧めします。
ネット上に出回った画像の一般的な削除方法については案内できますが、完全に削除したり、すべての画像を回収するのはとても困難です。
今回の件でネットが怖いものだと気がついたと思うので、今後は安易に自分の個人情報や写真、猥褻画像等を相手に伝えないように十分注意してください。


思春期特有の相談より
相談例(相談者:高2女子)
中1の頃にSNSで知り合った人とお互いの写メを交換し合ってしまいました。住んでいるところや名前も教えたこともあります。今、思うと何で教えちゃったんだろうと、とても後悔しています。また、「裸の写メ送ってよ」と言われて送ってしまったことがあります。悪用されていないか不安です。
とてもとても後悔しています。過去のことですが怖いです。
(相談対応より)
相談内容を読みました。一般的にケータイで自分の個人情報にあたる住所、名前、自分自身の顔がはっきりわかる画像等をやりとりすることが、さまざまなトラブルの元になるかもしれないと不安になっているのですね。だからこそ、今、不安になり、後悔もしているのだろうと思います。(中略)その写真は随分前のものなら、あなただとはわからないと思われます。今、悩みながらも我慢しさえすれば、「あの時はなぜあんなに悩んだんだろう」と感じる時期がおとずれ、どんどん気持ちが安定してくるはずです。悩み抜いた後は、驚くほど、すっきりするものです。
画像が流出しているかどうかを確かめる手段はありませんが、この件に関して不安になることがあれば、いつでも相談してきてください。どうか現実を見据えて、ネットに振り回されないようにと願います。心配しないで大丈夫!