非実在となると、表現の自由との対立が微妙ですから、規制側もちゃんと調べてからものを言ってほしいところです。
付け焼き刃みたいですが調査はするようで、調査結果が公表されれば何を規制したいのかがわかります。
大阪府の淫行処罰規定はあるにはあるが緩い(処罰範囲が狭い)ですよね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100403-00000539-san-soci
大阪府では現在でも、わいせつ描写のページが一定数を超えると有害図書として規制する全国的にも厳しい条例があり、さらなる規制には反発も根強いという。
実態把握の調査では、書店やゲーム店などの漫画本やDVDなどの内容や販売状況を分析。学識経験者や業界関係者などでつくる青少年健全育成審議会で規制の必要性を検討していく。
こうした動きに対し、3月末までに届いた抗議メールは約390通に達した。ほとんどが府の規制強化を危惧(きぐ)する内容で、東京都など府外からも寄せられた。
「規制は将来漫画家になりたい少年の夢を奪う」「アニメなどで不健全な描写が青少年の健全な育成に悪影響を与えたり犯罪を誘因したりするとの考えがあるが、違うのでは」といった抗議や、「漫画など被害者がいない創作物を規制するより児童買春を規制すべき」などの反論もあるという。
こうした抗議メールについて、府青少年・地域安全室は「まだ実態把握の段階で、規制すると決めたわけではない」と冷静に受け止めている。
奈良県は実在児童(13未満)の単純所持を規制しているので、それがどういう立法事実で制定されたのかとか、効果を上げているのかも調べてほしいところです。所持犯はほとんど検挙できず、児童に対する暴力的性犯罪は減少か変わらずだと思います。
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http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20100329#1269832442