児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

撮影・送信させた罪

 森山・野田・島戸説にそって児童に製造罪の正犯性を認める限り、どう理屈をこねても、児童が正犯(2項製造罪・1項提供罪)ですよね。
 こういう事案で児童に正犯性を否定したいのであれば、すべての製造罪について、児童の正犯性を否定することになる。個人的法益重視。
 それでいいと思うんですが、立法者と自認するこの人等は、保護法益に社会的法益を入れているので、それができないんですよ。
 立法者に自問自答して苦しんでほしいところです。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20090819/194580
児童ポルノ製造違反容疑でアルバイト男を再逮捕 今市署
(8月19日 16:04)
 逮捕容疑は、7月26日、携帯電話のゲームサイトで知り合った福島県内の女子高校生=当時16歳=が18歳に満たないのを知りながら、女子生徒の携帯電話で女子高生自身の裸を撮影させたうえメールで送信させ、画像を受信・記憶し表示した疑い。

 弁護人はこの疑問を投げかけるべきです。自信ない分ちょっと軽くなるから。奥村にだまされたと思って、言ってみろって。