児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

青少年ネット規制法案、大幅修正か 連休明けにも新案

 みんな案文を公開しないで議論してるんですよね。
 公開する場合にはころころ修正するんだったら
  「高市案ver.20080502」
みたいに表示してくれませんかね。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/02/news056.html
青少年ネット規制法案、大幅修正か 連休明けにも新案
高市案は修正されている
 「これはひどい法案だと主張したら『古い案について話している』とご批判いただいた」――楠さんは4月23日にヤフーや全国高校PTA連合会会長などと共同で開いた会見について、さまざまな批判を受けたと切り出した。
 楠さん 与野党がまとめている法案や意見の中で、ネット業界などが最も問題視しているのは、自民党高市早苗議員が中心となって準備している「高市案」。国の権限や罰則を明確化した規制色の強い内容だ。
 23日の会見では初期の高市案の内容が批判されたが、楠さんによると、高市案は現在、さまざまな意見を受けて修正されているという。
 例えば当初の案には、「内閣府内の委員会で有害情報の基準を策定する」とあり、これが「国による情報の検閲」と批判を受けた。現在は「有害情報の基準は民間が作り、適正かどうかを審議会で検討する」という内容に変わっているという。
 その一方で「ISPを含め、立ち入り検査の条項が入るなど、全般的に幅広く分量の多い内容になっている」と楠さんは説明。国の役割を強化するような修正もなされているようだ。
 高市案を自民党案として国会提出するのは「かなり難しい状況」と楠さんは話す。自民党の総務部会、経済産業部会も、法案の形ではないものの、各業界の意見・要望をまとめた案を検討中。それぞれの案を踏まえ、内閣部会が連休明けにも案をまとめる見通しという。
 民主党も法案を準備しており、連休明けに骨子が固まりそうという。「状況は思ったより進んでいない。時間切れになる可能性もある」

追記
 奥村は3/7に案をもらいました。
 お返しとして、違法情報媒介者の刑事責任と有害(合法)情報発信者の処罰を議論してからじゃないと、有害(合法)情報媒介者の処罰はできないだろうという意見を返しました。
 弁護士会の会合で回覧したときの反応は「院の法制局が止めるだろう」でしたね。