児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

絶対に別れない。

 ちなみに、法廷で「もう二度としません」といって、執行猶予になった被告人のうち、取り消される人は、13.3%(保護観察付きだと27.7%)だそうですよ。
 奥村の元依頼者では、再犯した人は1人だと思います。連絡がないので知らないだけかもしれませんが。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070226-00000046-mailo-l23
東山動植物園:「乗ると別れる」打ち消して! 上池のボート、噂逆手に無料 /愛知
1時間まで無料乗船出来るようにした。物珍しさも手伝って、イベント開始後、多くのカップルが搭乗し愛の絆をより深めている。
 ボートを利用した(26)と、(25)は「付き合って3カ月。彼の転勤で、1月から遠距離恋愛となり、東山動植物園では初デート。寒かったけれど、周りの目も温かく、楽しかった。絶対に別れない」と話していた。

http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=43&HLANG=&NSS_POS=80
平成13年における執行猶予取消人員は,前年より240人(3.8%)増加して6,541人となっており,取消事由は,再犯により禁錮以上の刑に処されたことによるものが94.2%と圧倒的に多数を占めている。
 なお,ある年次における執行猶予確定人員と,その年次における執行猶予取消人員とでは,その対象が異なるので,前者に対する後者の比率は,厳密な意味での執行猶予取消率とは言えないが,執行猶予取消しのおおよその傾向を知るため,この比率を算出すると,執行猶予取消率及び保護観察付き執行猶予者の再犯による取消率は,それぞれ13.3%,27.7%となっている。これを罪名別(執行猶予確定人員総数及び保護観察付き執行猶予確定人員がいずれも100人以上のものに限る。)に見ると,執行猶予取消率は,覚せい剤取締法違反で25.4%,窃盗で22.3%の順で高く,保護観察付き執行猶予者の再犯による取消率は,覚せい剤取締法違反で37.5%,窃盗で33.0%の順で高くなっている(検察統計年報による。)。

 覚せい剤の執行猶予は1/4も取り消されるんですね。
 だから、
   覚せい剤で執行猶予判決を受けたら取り消される
というのは、都市伝説でもなんでもないです。