児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2007-07-05から1日間の記事一覧

保護観察

奥村も今日、保護観察付きの判決をもらいました。被告人が保護観察付きの執行猶予判決を受けたということです。 裁判所も問題点を抱える被告人に対して、保護観察の再犯防止プログラム(対象罪名が刑務所より広いようです)に期待して、積極的に活用しようと…

巡査長がわいせつDVD複写=同僚に頼まれ渡す−書類送検、10人処分・埼玉県警

「わいせつDVD製造工場摘発」とかいうニュースもありますけど、押収して、警察で再生産していたわけですね。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000180-jij-soci 調べによると、巡査長は2月、別の同署警部補(36)=停職処分=に頼まれ、事件の…

携帯電話で撮影→送信メールサーバ→受信メールサーバという構成の3項製造罪(姿態とらせて製造)について、そういうミクロ的観察は失当である。 端的に、受信メールサーバのみの製造罪を論じれば足りる。(大阪地裁H19.7.5)

弁護人の主張。 公訴事実は「受信メールサーバのみを製造した」と記載されている。 公訴事実 被告人所有に係る携帯電話機内蔵のカメラを使用して姿態を撮影記録し,同撮影に係る画を,電子メールで送信し,上記画像データを被告人が登録したlDとパスワードによ…

「ネットの法規制を」片山隼君の父…写真掲載の元教諭判決

実は、ネット特有の問題ではなく、死体写真を掲載するとか写真死者の肖像を無断掲載する行為については、刑法が無視しているのが問題ですね。プライバシーとかも。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070705i307.htm 「ネットの法規制を」片山隼君の…

大阪府青少年健全育成条例違反罪と3項製造罪(姿態とらせて製造)は併合罪(大阪地裁H19.7.5)

条例28条2項の青少年条例違反は、「青少年を威迫し、欺き、又は困惑させ」「性行為」ということで、実行行為が限定されておって、「姿態とらせて」「撮影」とは社会見解上、一個の行為ではないとのことでした。 児童淫行罪とは観念的競合であっても、児童…

弁護士再登録、申請取り下げ=「迷惑掛けたくない」−05年に廃業・中坊氏

奥村は接点がないので、わかりません。 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070705k0000e040048000c.html しかし、同弁護士会の会員の間には「復帰は納得がいかない」との意見が多い半面、功績を評価すべきだとの声もあり、再登録申請の調査は結論…

京都弁護士会の報酬規定?

弁護士会の報酬規定はないはずですが。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000010-kyt-l26 原告住民側は返還された24億円を利益とし、京都弁護士会の報酬規定に基づき1億9300万円の報酬を算出し、市に支払いを求めた。 しかし、市総務局…

懲役2年6月執行猶予5年保護観察(東京地裁H19.7.5)

最初から、遺族が怒っているところと、各罪名の保護法益とがマッチしてません。 著作権侵害罪で初犯実刑というのはないので、こんなところでしょうね。 「精神科医のカウンセリング」という情状は有効。 保護観察は相当の負担なので、奥村が私選弁護人なら、…