児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

青森地裁で実刑判決を受けた受刑者の所在

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070201-00000106-mai-soci
青森県住宅供給公社を舞台にした14億円横領事件に絡み、8億円を貢がれたチリ人妻、アニータ・アルバラードさん(34)は1日、青森市から山形市に車で移動した。
 山形刑務所で服役している夫で元公社職員、受刑者(49)=業務上横領罪で懲役14年、服役中=に会うことが目的。同日夜は山形市内のホテルに宿泊し、2日に同刑務所を訪れ、受刑者に面会するとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070202-00000009-sph-soci
到着早々、ハプニングに見舞われた。今回は服役先を把握していない“アポなし”取材。「(受刑者が)青森の刑務所にいると思っていたが、間違った。『山形に行って下さい』と言われた」と15分ほどで刑務所を後にした。千田受刑者は現在、山形市内の山形刑務所に服役中。アニータさんは目的地を約400キロ離れた山形に変更した。

 まず、どこにいるかがわかりません。
 控訴したら高裁所在地に移管されたりするし、
 確定したら分類センターに送られて処遇内容におうじて施設が決まる。弁護士も受刑者と連絡を取る場合には、まず矯正局に問い合わせる。

http://www.keimusagyo.go.jp/sagyo/sisetu.asp?fcode=702
矯正管区内の分類センターとして,管内で刑の確定した28歳未満の男子受刑者を集禁し,心情相談,心理治療,オリエンテーションを通じ,受刑者の性格,特質等精密な分類調査を行い,受刑者個々の処遇指針をたて,それぞれの特性に応じた処遇施設へ移送しています。

 しかも、家族との面会の制限もあって、いつでも面会できるわけではない。

http://amg.nobody.jp/KYOUSEI/KAIZEN/kaizen01.html
(2)  面会できる回数
 累進処遇の級に応じて
 第4級の受刑者は毎月1回
 第3級の受刑者は毎月2回
 第2級の受刑者は毎週1回
 第1級の受刑者は随時

 (3)  面会時間
 30分以内
 なお,できる限り30分程度の面会ができるように努めていますが,面会を希望する方が集中して来所されたような場合には,できるだけ多くの方に平等に面会を行っていただくため,これより短い時間で面会を終了していただくようお願いすることもありますので,御了承願います。

 そう考えると、よく教えてくれたなあ、よく面会できたなあと思います。


追記

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070202-00000403-yom-soci
2日午前10時5分ごろ、刑務所前に到着し、面会して約1時間後に出てきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070202-00000025-maip-soci
約1時間後、面会を終えたアニータさんは報道陣に「受刑者は寂しそうだった。離婚は絶対にない。(これから)チリに帰る」などと話し、チリのテレビ局スタッフとともにマイクロバスで刑務所を後にした。

 どの受刑者がどの刑務所にいるのかって、秘密なんですけどね。
 だから、破棄減軽された場合の報酬とか、日当・交通費とか、弁護士が請求するにしても請求先がわかりません。