児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ブログ管理2題

 壇弁護士は非公開にせよと、佐橋氏は訴訟などの対応は後で静かにと。
 う〜ん、困ったら壇弁護士に頼もう。
 発信者情報開示請求の実務にえらい詳しいから。経験者は違います。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/11/17/13980.html
今回の講演はWinnyとは関係なく、ブログの内容が名誉毀損著作権法違反に問われる可能性など、法的な側面から企業がブログを利用する上での注意すべき点などについて解説した。
・・・
 壇氏は、ブログで発生しやすいトラブルとして、批判的なコメントがブログに殺到するいわゆる「コメントスクラム」の問題や、コメントの内容が名誉毀損にあたると指摘されるケースなどを例示。特に、他人の名誉を毀損するようなコメントがあることを知りつつ放置した場合には、ブログの開設者も責任を問われる可能性があると指摘した。しかし、反対にコメントを削除したことによって、コメントを書いた人の表現の自由の侵害とされる可能性もあり、対処には慎重を要するとした。

 コメントに対して抹消請求が来た場合の注意点としては、できればコメントを削除するのではなく、非公開(非表示)の状態にする方がより良い対応だとした。これは、コメントを完全に削除してしまうと、後で戻そうと思っても戻せなくなることや、発信者情報が必要となった場合などに対処が難しくなるためだ。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/11/20/13999.html
● 「謝るべきは謝る」が大事。訴訟などは後で静かに
 佐橋氏は、ブログやサイトがこうした炎上状態となった場合に、やってはいけない対策として「削除」「言い訳」「責任回避」「全面対決」を挙げる。「削除」については、問題となった記事やコメントを削除しても、必ず誰かがキャッシュとしてそれを保存しており、削除はむしろ新たな「燃料」の投下にしかならないと指摘。また、言い訳や責任回避ができる状態なら炎上になる前に収束しているはずだとした。さらに、全面対決は相手にする人数を考えればやめておいた方が無難で、その際のやりとりから新たな騒動に発展しかねないとした。
 炎上した場合にどのように対応するべきかについては、ケースバイケースの側面も大きいとしながらも、「謝るべきは謝る」「言い訳しすぎない」「他人に頼るのは逆効果」の3点を挙げる。佐橋氏は、「自らに非のある部分は素直に謝るのが最も大切」として、言い訳はしても良いが、責任転嫁はしないことも重要だと説明。また、権威や警察などを持ち出すのは逆効果で、かえって騒動を大きくするだけだと指摘した。
 一方で、事実無根の誹謗中傷や業務妨害などの被害があった場合には、冷静に記録を残し、静かに対応することが重要だと説明。わざわざブログなどで「告訴します」などと表明することは新たな騒動の種にしかならないとして、訴訟などの対応は後で静かに行なうべきだとした。