児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

診察名目で少女の体触る 福岡県警、男性医師を逮捕

 撮影行為がわいせつ罪の実行行為とされること。
 児童の場合、わいせつ罪と製造罪の関係。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006072001001337
 診察と称して少女にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ容疑で容疑者(42)を逮捕した。
 ほかの女性を写した電子カメラの画像

続報

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000024-nnp-kyu
「裸にされた」被害次々 産婦人科医わいせつ事件 相談電話に60件
同署によると、20日の逮捕が報道された後から「胸や下腹部の写真を撮られた」「診察に関係ないのに胸を触られた」「裸にされた」などの被害を訴える内容が寄せられているという。同署は悪質なものについては立件につなげたい考えだ。
 相談電話は092(781)9110。午前9時―午後7時。

追記
弁護人が準抗告 「大量カルテ押収は違法」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060722-00000002-nnp-l40
一部報道で、同容疑者がデジタルカメラのメモリーやパソコンから、わいせつ画像を消去して証拠隠滅を図った疑いがある、とされていることについて、弁護人は同容疑者への接見を元に「診療に必要な範囲で撮影し、必要がなくなったら消している。消したデータがあるのは当然」と反論している。

刑訴法
第105条〔押収と業務上の秘密〕
医師、歯科医師助産師、看護師、弁護士(外国法事務弁護士を含む。)、弁理士、公証人、宗教の職に在る者又はこれらの職に在つた者は、業務上委託を受けたため、保管し、又は所持する物で他人の秘密に関するものについては、押収を拒むことができる。但し、本人が承諾した場合、押収の拒絶が被告人のためのみにする権利の濫用と認められる場合(被告人が本人である場合を除く。)その他裁判所の規則で定める事由がある場合は、この限りでない。