児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

心臓手術173件架空申告、実績ゼロ…佐世保の病院

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050328it01.htm
病院の発表は必ずしも信用できません。

手術経験というのは、
経験値で、
  100件実施
  うち、死亡3件
  手術リスク3%
という風に計算するわけで、それが手術説明書にも記載されることが多いわけです。
  
しかし、奥村弁護士が原告代理人だった

医療過誤:「説明が不十分」阪大に賠償命令 患者死亡で大阪地裁 - 毎日新聞 (472文字)2005年1月27日(木)

でも、
日本で初めての手術(腹腔鏡補助下腹部大動脈瘤人工血管置換術)について
  経験値ベースで
  手術リスク5%
と説明していました。
「5%」というのは、最低でも20回やって1回失敗しない限り出て来ない数字で、根拠がなかった。

だから
  全く承諾のない手術だ
  病院は全損害を負担する責任がある
というのが訴訟の争点になりました。が、説明義務違反のみが認容され、双方控訴せず確定しました(大阪地裁H17.1.26)。