児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ワン切り検挙の端緒

 刑事さんの電話にかけてしまったんですね。

http://www.npsc.go.jp/report16/12_24.html
(8)改正有線電気通信法初適用事件の検挙について
生活安全局長から、「山形県警察は、12月3日、架電先の相手方と通話することなく、いわゆる『ワン切り』発信(多数の相手方に電話を架けて符号のみを受信させるもの。平成14年12月の有線電気通信法改正により規制対象となった。)を行っていた電気通信事業者ら3人を、改正された同法の規定を初適用して逮捕した。」旨の報告がなされた。

川口委員より、「今回の『ワン切り』は、捜査員の携帯電話にかけたため、捜査・逮捕の対象になったが、そうでない場合はどのようにして規制の対象になっているのか。表には出ないけれども多くの一般の方が被害に遭っていることがあるのか。」旨、質問し、生活安全局長より、「『ワン切り』の場合には、基本的に、窃盗の場合のような被害者が存在するわけではないが、インターネット上には、『ワン切り』の情報を掲載しているサイトもあるようである。また、こうしたことが行われると通信回線が混み合うことから、NTT等の業務にも支障が生ずる。もっとも、法規制後、こうした『ワン切り』は減少してきている。」旨、説明があった。