身に覚えのある人からよく聞かれる質問ですが、奥村弁護士は知りません。
一般に、
検挙率=検挙件数・人員/認知件数×100
だと思います。
検挙件数は警察統計で判ります。
平成15年の犯罪
http://www.npa.go.jp/toukei/keiji19/h15_toukei.htm
http://www.npa.go.jp/toukei/keiji19/H15_24.pdf
によれば、
送致人員は
児童買春 1120
児童ポルノ頒布13
児童ポルノ販売69
児童ポルノ貸与
児童ポルノ公然陳列18
児童ポルノ製造23
児童ポルノ所持68
児童ポルノ運搬 0
児童ポルノ輸入( 本邦に輸入) 1
ですから、これがだいたいの検挙人員。
しかし、ガラス張りの所で公然と行われる犯罪ではないし、被害届もほとんどありませんから、検挙人員と独立した数字としての「認知件数」というのは、わかりません。
従って、警察統計では検挙率はわかりません。
検挙率を知るには、ある母集団の中で、「実は児童ポルノ罪・児童買春罪を犯した人」をアンケート調査して、実際に検挙された人数を「実は児童ポルノ罪・児童買春罪を犯した人」の人数で割るしかないですね。暗数調査です。