児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

子ども対象・暴力的性犯罪とは、被害者が13歳未満である強姦、強盗強姦、強制わいせつ及びわいせつ目的略取・誘拐の4罪種

 自首した被疑者を取り調べながら関東地方のお巡りさんと2時間くらい雑談してたんですが、福祉犯と性犯罪というのは、実務的には、シームレスだと思いますね。

 たとえば、児童ポルノ・児童買春犯人は、被害児童が12歳以下になれば強姦・強制わいせつになるとか、児童買春犯人の余罪に暴力的性犯罪があることも多いということです。

http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki12/20070703.pdf
4少年の犯罪被害を防止するための対策の推進
少年を取り巻く環境の悪化が、少年非行や犯罪被害の背景の一つとなっています。
警察では、関係機関・団体や地域のボランティア等と協力しながら、以下のような対策を推進しています。
・児童買春・児童ポルノ事犯等福祉犯の取締りと被害児童の保護の徹底
・過激な性表現や残虐・粗暴な表現のあるインターネット、ゲーム、ビデオ、雑誌等の有害情報への対策
有害図書、ピンクビラ等の有害環境の浄化
・違法・有害情報へのアクセスを防止するフィルタリングの普及促進
・被害少年の特性に配意したカウンセリング活動等被害少年支援活動の充実等

3子ども対象・暴力的性犯罪対策
子どもを対象とする強姦や強制わいせつ等の性犯罪は、子どもの心身に重大な被害を与えるとともに、社会に対しても深刻な影響を及ぼします。子ども対象・暴力的性犯罪の前歴者はそうでない者に比べてこれらの犯行に及ぶ危険性が高く、子どもをこうした性犯罪から守るためには、前歴者による再犯の未然防止を図ることが必要かつ効果的です。
警察では、平成17年6月から、このような性犯罪を犯して刑務所に服役していた者が刑務所から出所するときに法務省から通報を受けることとしました。これにより、性犯罪の前歴者の居所を把握して、それらの者による子どもに対する性犯罪の予防や迅速な捜査による再犯の防止を図っています。
※子ども対象・暴力的性犯罪とは、被害者が13歳未満である強姦、強盗強姦、強制わいせつ及びわいせつ目的略取・誘拐の4罪種をいいます。

前福井地検検事正・勝丸充啓さん 開かれ耳傾ける検察に

 最近、弁護人も「こいつは有罪だ」と思うような行為をした被告人について、「それにしても理論的にこの訴因はおかしい」と感じるような起訴に出くわします。
 よっぽど勉強されていて自信があるのかと思いきや、裁判所と弁護人が訴因変更を促しても変えない検察官(→結局一部無罪となった)もいます。弁解に窮して「インターネット時代における新しい刑法解釈だ」と言い出したり。
 奥村は、頭が古くて堅いと言われようが、やっぱり、まず、理屈を通して欲しいと思います。奥村の話も聞けということです。

(この人に聞きたい)前福井地検検事正・勝丸充啓さん 開かれ耳傾ける検察に/福井県 2007.07.01 朝日新聞社
 −−司法制度改革や犯罪が巧妙化する中で、検事にはどのような資質が求められますか。
 原点に戻るけれども、一番大事なのは、人の話をよく聞くこと。勉強して本を読んで試験に通ればいいというのではなく、直接いろんな人の声を聞いてそれを受け止める能力が必要。修習が合理化され、インターネットが発達し、便利になればなるほど、先入観や偏見を持たずに、自分と違う考えや自分の知らない声を聞く能力が求められると思う。
 二つ目は、マイナスな言い方をすれば、自分の考えが絶対に正しいという独善に陥る検事はいけない。検事というのは、人を起訴する公の権限を持っており、その権限を品性のない人、高慢な人、独善的な人が持つのは非常に危険。権力の怖さを十分に認識し、権限を行使するときにもう一度考える、いろんな人の声を聞く、そんな検事が求められる。

失踪弁護士

 奥村は旅行スタイルで内房線各駅停車に乗っています。どの辺でしょうか?メールと電話で起案も送れるし。まもなく、地検木更津支部に現れます。
 弁護士の所在は原則としてあまり公にしたくないですね。官公署に現れるのはしょうがないですが。
 在宅の被疑者の出張相談に行くときは所在不明になります。守秘義務というより、相談者が刑事に職務質問されて相談直後に捕まるかも知れないから。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070703-00000106-yom-soci
知人らは5月中旬に株価が暴落した後、証券会社から億単位の代金を請求される事態になっているが、弁護士は暴落直後から行方不明になっている。弁護士らが株価をつり上げる目的で借名口座を使った可能性もあり、証券取引法違反(相場操縦)の疑いも浮上している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070703-00000102-jij-soci
東証マザーズ上場の電気検査装置製造「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)株の信用取引で証券会社に多額の損害が出た問題で、都内の弁護士が複数の借名口座を使ってOHT株を取引していた疑いがあることが3日、関係者の話で分かった。弁護士は5月中旬の株価急落後、所在が分からなくなったという。

女性被告人の淫行(被害児童=男児)の場合は、量刑が軽い(家裁木更津支部・東京高裁)

 量刑理由としては、徳性が害されるとか、女性観に悪影響があるとか述べているのですが、量刑自体は軽いです。
 保護法益貞操じゃないんですけどね。

個人情報:司法支援センター大阪が誤ファクス 援助依頼者に半月後報告 /大阪

 ボス弁は勤務弁護士に「ホウレンソウ(報告連絡相談)が第一だ」とか言ってますよね。自分は報告しないんだ。「ばれなければ謝罪や連絡の必要はない」とのことです。見習いますよ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000314-mailo-l27
個人情報:司法支援センター大阪が誤ファクス 援助依頼者に半月後報告 /大阪
7月4日17時1分配信 毎日新聞
 日本司法支援センター(法テラス)大阪地方事務所は3日、債務整理手続きへの援助を依頼していた女性の氏名など個人情報が入った文書1枚を、全く無関係の会社事務所へファクス送信するミスがあったと発表した。
 誤送信があったのは先月15日だったが、同事務所は今月2日になって女性や代理人弁護士に連絡して謝罪。所長は「謝罪や連絡の必要はないと判断したが、公表することになったので謝った」と説明した。
 同事務所によると、文書は代理人弁護士に送信する事務連絡書類で、職員が番号を押し間違えた。誤って届いた会社から法テラス本部に電話があって分かったが、同事務所は同日中に連絡を取ることができず、3日後に回収した。代理人弁護士には改めてファクスを送り直したが、弁護士、女性ともに誤送信は知らせていなかった。

欺罔による児童淫行罪

 欺罔があっても、性行為自体には、真摯な承諾があると言える?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000037-mai-soci
容疑者は1月から3月までの間、同県相模原市内のホテルで計3回にわたり、当時県立高2年の女子生徒(17)にみだらな行為をした疑い。容疑を認めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000053-jij-soci
容疑者は「後輩が(襲おうと)狙っている。助けてあげるから言うことを聞け」などと携帯電話で誘い、1月27日、3月2日、3月25日の3回、同県相模原市内のホテルで女子高生(17)にみだらな行為をした疑い。