児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

女子高生の入浴盗撮 元塾講師ら逮捕、教え子に依頼

 5項製造罪は被害者多数でも包括一罪で、4項提供罪と5項製造罪は牽連犯で・・・というのが東京高裁と大阪高裁の判例ですね。
 罪数処理が決まらないので、量刑は1罪の法定刑を超えることはありません。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091802000089.html
県警によると、児童の盗撮映像の製造者を摘発するのは全国的にも珍しい。
 少年課と名古屋・瑞穂署などの調べでは、両容疑者は2005年11月中旬、当時16歳の少女が通学していた名古屋市内の私立高校の修学旅行で九州地方へ行った際、宿泊したホテル浴場の脱衣所で同級生の裸体などを少女に盗撮させ、販売目的で児童ポルノ映像を製造した疑い。

 制服が映ってれば、少年係の刑事さんは学校がわかります。
 学校がわかれば、先生に聞けば、生徒が特定できます。

 島戸検事(当時)によれば、盗撮の場合、被害者が知らない内は虐待としては弱いそうですよ。こんなのは真に受けない方がいいですね。

 端緒が公表されています。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080919-OHT1T00085.htm
元警視庁巡査部長でジャーナリストの黒木昭雄氏は今年5月、この事件について愛知県警瑞穂署へ資料を持ち込み、容疑事実を指摘している。黒木氏は、盗撮現場となった修学旅行先の熊本の温泉ホテルにも行って取材したという。
 黒木氏によると問題のDVDは、少女が撮影ということをセールスポイントにしてシリーズ化されている。同じ学校の盗撮映像は、教室での体育の授業のための着替えの場面、トイレの個室の内部まで「DVD6枚くらいはあった」(黒木氏)という。生徒の顔や名前などもモザイクなしで映っており、簡単に個人が特定できる内容だった。
 黒木氏は5月に学校を訪問。校長らが明かしたところによると、学校側はインターネット上にあった「生徒の盗撮DVDが流通している」との書き込みを見つけては削除したり、学園祭の前には校内をチェックしたが隠しカメラはなかったとしたという。