児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「裸の写真売ります」女子高生の羞恥心ない小遣い稼ぎ…群がるネット売人

 児童に提供罪・製造罪の正犯を立てると、頼んだ男の方の罪名が難しいですよ。
 立法者は、児童の正犯性を認めています。
 奥村説20091011は、児童には正犯が成立しないので、頼んだ男が製造罪の正犯になると考えます。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091011/crm0910111800010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091011/crm0910111800010-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091011/crm0910111800010-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091011/crm0910111800010-n4.htm
手練手管を使って集めた児童ポルノを被告は、ネット上で10枚2500円、30枚5千円などで販売。販売希望者には「ペットはJC(女子中学生)、JK(女子高生)です」「メールで命令してとらせてるだけなので」とあたかも自分の言いなりになる少女がいるとうそぶいていた。
被告は「最初は趣味だったが、通帳を見るたびに金がたまっていくのが楽しかった」と供述したという。
 県警によると、女子中学生のように、だまされたり、脅されたりして裸の写真などを送らせることはあるが、女子高生のように金目的で積極的に送るケースは珍しいという。県警は女子高生の送った写真のうち2枚が児童ポルノにあたるとし、金目的ということもあり悪質性が高いと判断、異例の立件をした。3人は「こんなことになるとは思わなかった」などと反省しきりだったという。
 県警は「送った画像を元に『ばらまかれたくなかった言うことを聞け』などと、脅迫される事件もある。
 メールで送った写真は流出すれば、永久にネット上から消えることはない。少女たちにそう言った危機感がない」と少女らの認識の甘い行動に警告を発している。