児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

女児10人にわいせつ容疑 兵庫、66歳の男逮捕

 児童ポルノ罪を積極適用せよという号令が掛かっているのでこういう逮捕罪名になりますが、こんなのは児童ポルノ罪をたてても、量刑的には影響有りません。立法者は知らないと思います。
 最近、観念的競合の実刑判決が相次いでいますが、最高裁で罪数処理が争われているので、安全策としては、検察官は併合罪で処理すべきです。
 弁護人は観念的競合説を唱えて下さい。最終媒体に注意して下さい。HDDに数人分まとまっていたりすれば、かすがい現象で罪数が減るかもしれません。

http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071401000343.html
送検容疑は2005年3月から08年5月にかけて、当時3〜8歳の女児10人を西宮市の市営住宅の自室に連れ込んでわいせつな行為をし、デジタルカメラで裸の画像などを撮影した疑い。
 昨年末、近所の住民が「男の家に女の子が出入りしている」と西宮署に通報し発覚した。
 同署によると、容疑者は、家の近くで遊んでいた女児に「おっちゃんと一緒に遊ぼうよ」と声をかけ、自室に連れ込んでいた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20090714-00000096-san-soci
送検容疑は平成17年3月から平成20年5月にかけ、当時3〜8歳の女児10人を自宅に連れ込み、わいせつな行為をした上、デジタルカメラで裸の画像などを撮影したとしている。 同署によると、同容疑者は「おっちゃんと一緒に遊ぼう」などと声をかけ、自宅に連れ込んでいたという。