児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「学校裏サイト」県教委が監視 三重の全公立中高

 名誉毀損は削除されるとしても、例えば、「○○高校○年○組乙女+メールアドレス」という表示さえあれば、「裸の写真を送れ 送らないと、学校に行く」という脅迫が可能で、それに応じる児童もいるわけですが(児童ポルノ製造+強要)、これを「有害情報」というわけにはならないので、被害は減りませんよね。

http://www.asahi.com/national/update/0703/NGY200907030003.html
県教委は、東京のネット関連会社「ガイアックス」に監視を委託。同社が6月15〜29日、県内の24高校についてパソコンや携帯電話のサイトを試しに調査したところ、裏サイトの掲示板が170件、プロフが1193件見つかった。問題がある内容の書き込みは約50件あり、削除を依頼した。
 今年中に、236校についてそれぞれ3回ずつ調べ、問題の多いサイトやプロフは個別チェックを続ける。
 県教委がこれまで把握していた学校裏サイトは約100〜150件。この取り組みを始めたのは、ネット上の情報交換サイトの急増に伴い、いじめのほかにも犯罪や非行につながる書き込みがどれだけあるかも分からない一方、ネットでのいじめが原因で転校する子どもの例も報告されているからだ。
 同社からの報告で実態をつかみ、マナーやモラルの教育にもつなげたい考えだ。
 県教委生徒指導・健康教育室の水谷明弘室長は「従来の出会い系サイトなど有害サイトのフィルタリングだけでは、子どもをネットの危険から守れない。調査をきっかけに、保護者とも連携し、ネット利用のリスクも教えたい」と話している。