児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

弁論で「札幌高裁と東京高裁によれば児童買春罪と製造罪は観念的競合」だと主張したそばから、「東京高裁H19.11は反対ですよね」と切り返した裁判官(関東地方の地裁支部)

 東京高裁H19.11(併合罪説)は公刊物未掲載なので知らない振りして隠してたんですけど、職権で探知されたようです。
 東京高裁管内の事件なんですが、東京高裁が分かれているので、どの部に従うのか、どの裁判長に従うのかという踏み絵みたいですね。
 検察官が併合罪加重した上限付近を求刑しているので、弁護人はあっちの罪とこっちの罪を科刑上一罪でつないでいって、結局全部が科刑上一罪だと主張しています。