児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

少女に裸の写真送らせる行為の擬律

 被害児童に撮らせて送らせるなんて、立法者が予想してない態様ですが、最近頻発しています。
 児童ポルノ罪を立てるとすると、被害児童を正犯とした製造罪・提供罪の教唆犯だと構成すべきだと考えます。
 「姿態をとらせて」ないと言われそうですが、実行行為じゃないそうですし、本件では提供目的らしいから。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/114325/
京の女子中生に裸写真送信さす 北海道の美容師を逮捕
 京都府五条署は8日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで容疑者(27)を逮捕した。
 調べでは、容疑者は昨年9月中旬、京都市に住む中学3年の女子生徒(14)がつくったホームページに女子生徒を装いアクセスし、携帯電話のカメラで下半身を撮影させるなどして児童ポルノを作成した疑い。自分のメールアドレスに写真を4枚送信させていた。
 昨年6月に「自分の裸の写真を送るとお金になる」と勧誘。実際は金を払わず、女子中学生が写真を送らなくなると「ばらまく」と脅していた。
 容疑者は複数のアドレスを使い分けていたといい、五条署は余罪を調べている。