児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

少女に裸の写真送らせる行為の擬律

 被害児童に撮らせて送らせるなんて、立法者が予想してない態様ですが、最近頻発しています。
 児童ポルノ罪を立てるとすると、被害児童を正犯とした製造罪・提供罪の教唆犯だと構成すべきだと考えます。
 被害児童から「先生の言うことには逆らえなかった」という供述が出れば、児童淫行罪になります。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3749475.html#m0
塾講師、少女に裸の写真送らせ逮捕
学習塾の講師が、塾の教室などで教え子の17歳の女子生徒とみだらな行為をした上、女子生徒に裸の写真をとらせ、メールで送信させたなどとして逮捕されました。
 調べによりますと、容疑者は去年11月、塾の教室などで教え子の女子生徒(17)とみだらな行為をした上、女子生徒に裸の写真を自分で撮影させて、携帯電話のメールで送信させた疑いがもたれています。

 強要に至らない程度の言動で撮らせて送らせるというのは、間接正犯構成は無理だと思います。

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080109ddlk14040222000c.html
調べでは、容疑者は昨年11月23日午前9時20分ごろ、同市大庭の塾教室で、同市内の無職少女(当時16歳)とみだらな行為をした疑い。また同24日、少女に裸の写真を撮らせて容疑者の携帯電話に送らせた疑い。

容疑者は少女に携帯電話番号を教えて頻繁に連絡を取り、頭をなでるなど徐々にスキンシップを強めていったという。塾の生徒は小中学生が中心。容疑者の自宅のパソコンからは女子中・高生が撮影されたとみられる画像が多数見つかっており、関連を調べる。