児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「立法の趣旨を確認しよう!」

 どっちつかずなまま実務が定着してしまったので、いまさら何言われても、どう変えられても確認されても、変わりません。
 「立法の趣旨を確認し」なんていうところはこの人らは3年に1回しか児童ポルノ・児童買春法のことを考えないみたいですね。最高裁なんてずーっと考えさせられてて、最近は、もう立法者の意思なんて関係なく解釈しちゃってるわけで、「立法の趣旨」なんてどうでもよくなってるんですが。

http://www.maruya-kaori.com/comm.html
来年1月18日からは通常国会が始まる予定ですが、児童買春・ポルノ禁止法(1999年成立)の見直しをしたいと思い、公明党「児童買春・ポルノ禁止法を見直すPT」を承認していただいたばかりです。立法の趣旨を確認しつつ、現在ネット上で起きている問題や処罰の範囲、プロバイダーの管理責任等について関係者の方々からご意見を伺い、早期に改正案をまとめたいと思っています。
 来年の11月には「第3回子どもの商業的・性的搾取に反対する世界会議」がブラジルで開かれます。第1回は1996年スウェーデンで、2001年に日本で第2回世界会議を行いましたが、今回の会議では日本の施策を堂々と発表できるように児童買春・ポルノ対策を前進させて参加するべきなのは言うまでもありません。反対の声を多くいただく案件ではありますが、子どもの権利を守ることを最優先にベストを見つけて行きたいと思います。

 ねじれ国会で、公明党が改正案作るんですか?
 この前は、いきなり委員長提案を即日委員会可決して、議論を回避しましたよね。そのあげくに、3項製造罪(姿態とらせて製造)という変な構成要件作ってしまった。
 少しは反省してくれないかと期待しています。